血友病Q&A
一覧はこちらQ&A第38回
活性40%以下の女性血友病でも、各種の公費対象になるのでしょうか。
女性保因者でも凝固因子活性が40%未満であれば、血友病と診断して医療費助成の適応になります。医療費助成は3つの段階からなっており、利用した場合に自己負担は実質無料となります。
1)健康保険:7~9割負担(患者さんの収入や年齢によって異なります)
<以下が血友病で医療費助成を利用した場合>
2)特定疾病療養:本来の自己負担額(1~3割)から1万円を除く分を負担
3)小児慢性特定疾病医療費助成制度(20歳未満)先天性血液凝固因子障害等治療研究事業(20歳以上):残りの1万円を負担
Q&AはAMED エイズ対策実用化研究事業 研究代表者 自治医科大学 大森司『HIV関連病態としての血友病の根治を目指した次世代治療法・診断法の創出」この研究の班員である血友病診療経験が豊富な医師らにより回答しています。
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