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血友病について
血友病は血液凝固因子が生まれつき少ない、出血を引き起こす病気です。現在、日本に約6,000名の患者さんがいますが、病気だけでなく、遺伝性の疾患のために悩みを抱える方を含めると、2万人以上の方が病気の影響を受けていると考えられます。凝固因子製剤の進歩により、血友病の生命予後は改善していますが、凝固因子製剤の頻回輸注など、定期的な治療が必要である現実は変わっていません。また、過去には非加熱血液凝固因子製剤による薬害HIV事件が、大きな社会問題となりました。薬害HIV事件を契機に、国内で凝固因子製剤の投与によらない根本的な治療を目的として、厚生労働科学研究費補助金にて血友病遺伝子治療の開発を行ったのが、本研究事業の前身となります。本研究では薬害HIV関連の被害を受けた血友病の根本的な治療を目指し、平成30年度よりAMEDの支援を受け、本事業を行っています。
AMED エイズ対策実用化研究事業
「HIV関連病態としての血友病の根治を目指した次世代治療法・診断法の創出」
研究代表者 自治医科大学医学部生化学講座病態生化学部門
教授 大森 司