血友病Q&A
一覧はこちらQ&A第31回
私は30代男性で凝固因子活性15%の血友病A軽症患者です。大きなけがをしなければ、日常生活に特段支障はありません。なお、奥さんは健常者です。
私に娘が出来た場合、娘は保因者になるかと思います。20、30年後、娘が子供を生むとした場合、男の子が生まれると血友病の可能性があるかと思いますが、その生まれる男の子は、私(凝固因子活性15%)より重度の血友病になることはありますでしょうか。
私の血友病が軽症であろうと、娘が保因者であれば、生まれてくる男の子(私から見ると孫)の凝固因子活性は、私の凝固因子活性(15%)は関係なく、完全ランダムになるのでしょうか。大変お手数ですが教えて頂きたくお願い致します。
以下に一般論としてお返事いたします。
血友病患者さんの娘さんから生まれてくる男児(本人からは孫の男の子)は50%の確率で血友病となります。
ご本人と同じ遺伝子を受け継ぐことになるので、通常は軽症が重症になることはなく、同じ軽症となると思います。
また、現在では血友病の治療も大分進歩しております。たとえ重症であっても、新しい治療薬によって、患者さんは病気をあまり意識しないで生活が可能になってきています。新しい治療法については今後も情報発信をしていきたいと思います。